恋愛ドラマ需要なし? 田中麗奈vs.深田恭子でも低レベル

公開日: 更新日:

 深田は脚本がひどくてかわいそうだ。やっと勤められた会社ではB3用紙と間違えてビーチサンダルを買ってきたり、お腹がすきすぎて、街中で「お肉が食べたいよ~!」と叫んだり、メイドキャバクラみたいな店に勤め「お金のため~」と客に媚びたりと、これでもかとバカ女を演じさせられている。

 しかも、30歳でバージンという設定! マンガが原作らしいが、女優が主役のドラマでは米倉涼子天海祐希らの医師や女性捜査官の役が主流の時代に、いまさらこんなラブコメを夜10時台にドラマ化するプロデューサーの感性を疑う。

 タイトルにはそれぞれ“愛”と“恋”がつく恋愛ドラマ対決、演技では田中だが、セーター姿で巨乳とわかる見た目で深田の勝ち。視聴率は「愛おしくて」が6・2%、「ダメな私に恋してください」が9・0%と、低次元の戦いとなった。プロデューサーは視聴者がドラマに恋愛を求めてないことを認識すべし。

 ちなみに「愛おしくて」の秋吉久美子は61歳とは思えない濡れ場を(短くだが)演じていて、中高年には熟女・秋吉の勝ち。ふたりには秋吉を目指してほしいね。

(作家・松野大介)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾