薬物中毒よりつらい 清原被告を待つ“もうひとつの地獄”

公開日: 更新日:

 覚醒剤取締法違反の罪に問われ、31日判決が下された清原和博被告(48)。溺愛する中学2年の長男と小学5年の次男は現在、離婚した元妻・亜希さん(47)とともに暮らしているが、会える日はくるのか。

 逮捕されて以降、2人の息子とは会えていない清原被告は初公判で「(息子と)会いたい。会って謝りたいです」と号泣した。しかし、亜希さんは清原被告と息子たちが会うことを希望していないという。こうした場合、清原被告は子供と会うための「面会交流」調停を起こすことになるが、極めて厳しい結果が予想される。

「単独親権」制度を取る日本の家庭裁判所は、離れて暮らす片親に対して、異様なほど“冷酷”だからだ。しかも、罪を犯した父親に対し、簡単に面会を許すはずもない。離婚事情に詳しい上野晃弁護士はこう言う。

「親にDVや薬物の問題がある場合、監視つきで面会する方法もありますが、これまでの家裁の流れから考えると、写真と手紙の交流だけになる可能性は高いです。しかも、『当面の間』という条件などがついて、いつになったら会えるのか分からない。その間に親子が疎遠になり、関係修復が難しくなるケースが多いんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった