野球評論家・川藤幸三さん語る 「19年現役は酒のおかげ」

公開日: 更新日:

 しかも、「おまえもせえ」とは一切言わん。不言実行、背中で後輩にものを教えてくれとった。それ見て、「この人は単なる大酒飲みやない」と思うたね。それこそホンマの先輩や。怖い、やかましいだけの先輩とは違う。

 それと基本、飲む時は自腹。タイガースの4番ゆうたら、どこ行ってもタニマチはおるもんやけど、人に気ぃ使うて飲みたないってタイプやから、付き合いは大事にしとったけど、媚は売らんかった。

 そして何より酒を飲むことが明日への活力、明日への糧やった。「明日、ヒットを打つんか」って聞かれて「打ちます」と答えると「よし、ほんなら飲め」。「打てるかわかりません」って返事したら「帰れ」。「明日へつながる酒やったらなんぼでも飲め」「憂さ晴らしなら飲むな。酒に失礼やろ」とね。

 そんなワシも、1回だけヤケ酒したことがあった。3シーズン目の70年。この時は不振も不振、大不振。せやのに二軍降格に納得いかんかって、若手連れて神戸・三宮の馴染みのスナックへ行ったんや。よほど怖い形相しとったんやろな。飲みだしたのに、ホステスもママも誰も近寄ってこん。若手も縮こまっとる。いつものブランデーがなんもおいしない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 2

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  3. 3

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    元横綱照ノ富士「暴行事件」の一因に“大嫌いな白鵬” 2人の壮絶因縁に注目集まる

  1. 6

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった

  2. 7

    高市首相「私の悲願」やはり出まかせ…消費税減税「断念」に向け経済界・財務省・自民党・マスコミが包囲網

  3. 8

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  4. 9

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  5. 10

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ