元大映女優・南美川洋子さんが明かした「46年目の真相」

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■関根恵子の鮮烈デビュー作が実は…

 さて、南美川さんは名古屋生まれ。小学生の時にNHK名古屋児童劇団に所属しラジオやテレビで子役として活動後に上京。芸能プロダクションを経て大映に入社した。

 当時の大映は経営が傾き始め、「十代の性典」路線に活路を見いだしていた。南美川さんも「ある女子高校医の記録 妊娠」でデビュー。同シリーズの「初体験」「失神」などに出演した。

 その後、セクシー女優としてブレークする渥美マリや八代順子、水木正子、津山由起子らと「大映五人娘」と呼ばれた。

「きわどいタイトルですが、中身は結構マジメな映画だったんです。私は清純派として売り出されたので、エッチなシーンは一切なし。ある映画で一瞬だけスリップの後ろ姿が映る場面があったんですが、それも別の女優さんの吹き替えでした」

 山本富士子以来の大映本格派女優との期待を背負った南美川さん。清純派は私生活も同様だった。

「プレーボーイで有名なある俳優さんに、宿泊先のホテルを聞かれて、何げなしに教えてしまったんです。後になって心配になり、部屋のドアにソファやテーブルでバリケードを作って一晩明かしたこともありました。世間知らずな娘の過剰反応ですよね、フフフ」

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