低視聴率も高評価 ドラマ「カルテット」は歴史を変えるか

公開日: 更新日:

 それで視聴率が跳ねなかったようだが、「たとえば『東京タラレバ娘』と『就活家族』は、それぞれ30代と40代の女性の“基礎票”が見込めました。『カルテット』は、確実に魚がいるところに糸を垂らしたわけではありません。主役の松たか子満島ひかり高橋一生松田龍平の4人も、なるほど演技派ですが、どちらかといえば地味なキャスティング。制作側は、かなりのリスクを取っていたはずです。それで一定の数字が取れたし、マニアックなファンだってついた。DVDも売れるでしょう。マンガ原作やキャストに頼らなくても、ビジネスとして成功するのを示せたのは大きい。今後は、冒険しよう、新しいことをやろう、という作り手が増えると思います。それまでの焼き直しのようなドラマは減るでしょうね」。

 大人の視聴者からすれば、喜ばしい現象だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学