著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

前代未聞の番宣行脚も…木村拓哉と岡田准一の決定的な差

公開日: 更新日:

 スタートに失敗した木村の映画から1週間後、今やジャニーズ事務所の看板俳優となった“V6”の岡田准一の主演映画「追憶」が公開された。木村のように派手な宣伝活動をしていたわけではない。むしろ必要などない。降旗康男監督・木村大作カメラマンという邦画界を代表する名コンビ。映画関係者によれば、「降旗・木村で高倉健さんの作品を数々手掛けヒットを飛ばした。2人の名前だけでも客を呼べる」という。

 本来、映画は監督と作品が先で役柄に合わせて主演を選ぶ。黒沢明監督がそうであったように、本来の映画の正しいあり方を降旗監督は継承している。今回も「岡田しかいない」と降旗から直々に指名したという。それは岡田が日本を代表する俳優になったことを裏付けたことにもなり、木村と岡田の差が歴然となった。役者としてスタートした木村に早くも試練がやってきている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理