名曲は数あれど…中島みゆき「糸」が一番“歌われた”ワケ

公開日: 更新日:

 ところで、中島みゆきのヒット曲といえば、「時代」「悪女」「空と君のあいだに」「地上の星」などが思い浮かぶ。それにもまして「糸」が多くの支持を受けたのはなぜか?

「まずは、メロディーラインが実に歌いやすい。しかも、福山雅治岩崎宏美つるの剛士、MISAといった多くの有名歌手がカバーして、男女問わず幅広い世代に聴かれている。そして何より、詞が素晴らしい。中島みゆきは日常の生活の一部を切り取って心情を巧みに表現するのがうまい。“縦の糸はあなた”“横の糸は私”と、2つがないと成り立たない素材を引き合いに、それらが“織りなす布”はいいモノになると歌う。運命の2つの糸が出合うことを“仕合わせ”と呼ぶとは、ハッピーの“幸”と違い、本来、異なった2つが重なることの意味。つまりは、巡り合わせだ、ということ。深いですね~」(コラムニストの橋本テツヤ氏)

 今夜、歌ってみます?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因