桂あやめさん 西川死刑囚に襲われた衝撃体験を振り返る

公開日: 更新日:

「金、あるか」と聞かれたので「引き出しに入ってます」と引き出しから現金が入った封筒を差し出した。男は金を手にしてほっとした様子で話し始めた。

 自分は人を殺したと。

「捕まるくらいなら死のうと思ってる」と言うのを、「死んだらあかん。生きていたらええことありますから」と止めた。自暴自棄になってまた首を絞められたらたまらないので必死だ。男が「あんた、ええ人やなあ」と言ったのでほっとした。

■男は「スナックママ連続殺人事件」の犯人だった

 九死に一生を得た花枝はようやく犯人に解放された。花枝を襲った犯人は、「警察に電話するなら10分たってからにしてくれ」と言って部屋を出ていった。

「アパートの階段を下りる音がしたので、すぐドアの鍵をかけたとたん、全身の力が抜けて動けませんでした。放心状態で体の震えが止まらず、警察に電話したのはしばらくたってからです。警察官が駆け付け、電話機の指紋を調べたら正体が分かった」


 なんと、警察庁指定119号事件、通称「スナックママ連続殺人事件」で指名手配中の犯人だったのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  1. 6

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  2. 7

    投手大谷の「オープナー起用」は逆効果…ド軍ブルペンの負担は軽減どころか増す一方

  3. 8

    "花田家と再婚"は幸せになれる? 元テレ東・福田典子アナに花田優一との熱愛報道も…恋多き一族の因縁

  4. 9

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  5. 10

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”