桂あやめさん 西川死刑囚に襲われた衝撃体験を振り返る

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 花枝は高座でも事件の体験談をまくらでしゃべって大いに笑わせた。

「大阪人は嫌なこと、困ったこと、悩みごとがあったら、自分からネタにして笑い飛ばす。それが一番の解決法なんです。私も笑いにすることで『自分は元気なんだ』とアピールしたかった。同情は嫌、被害に遭った可哀想な人でいたくない。演歌歌手なら泣き落としでいいでしょう。『首を絞められました。殺されそうになりました。でも生きてます。聞いてください。桂花枝さんの新曲です』なんてね。でも落語家はそうもいかない。お客を笑わすのが職業なんですから」

 それが芸人としての矜持なのである。

(聞き手・吉川潮、日刊ゲンダイ連載中「桂あやめ大いに語る」から抜粋)

▽かつら・あやめ 1964年、神戸市生まれ。高校を中退して82年に5代目桂文枝に入門、桂花枝(かつら・はなし)を名乗る。94年、3代目桂あやめを襲名。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。

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