桂あやめさん 西川死刑囚に襲われた衝撃体験を振り返る

公開日: 更新日:

 1991年、スナックのママ4人が連続で殺害された警察庁指定119号事件で、強盗殺人罪で死刑判決が出ていた西川正勝死刑囚(61)の刑が13日に執行された。この西川死刑囚に首を絞められて殺されかけたのが落語家の桂あやめさん。桂さんはこの日、報道陣に「安心はするが、亡くなった4人のことを考えると複雑です」とコメント。九死に一生を得た衝撃体験を振り返る。

  ◇  ◇  ◇

 桂花枝(桂あやめさんの当時の芸名)は1992年の正月元旦は師匠の小文枝宅で過ごし、4日の新年会の席では、入門時から欲しかった師匠の前名、桂あやめを襲名する許しを得た。入門10年目にして念願がかなったわけだ。その翌日、あの事件が起こる。

「二日酔いで寝ていると、『隣に越してきた者です』って男の人が訪ねてきたんです。まだ電話がついていないんで貸してくれと頼まれて、電話機のコードをドアの近くまで引っ張ってきて電話をさせた。『留守みたいです』と受話器を置いた次の瞬間、いきなり近づいて首を絞められた。このまま死んだらあやめの名前はどないなるんやろうと思いながら気を失って、お花畑が渦みたいに回ってるのが頭に浮かんで、気が付いたら部屋の天井が見えて、あ、夢やったんか、と起き上がったら犯人がそばにいた」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 7

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  3. 8

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞