安室、桑田にソデにされ…問われる「NHK紅白」の存在意義

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「選考基準がますます不明瞭になりました。なぜ今この人なのかがわからない。演歌に関しては世代交代がそれなりに進んでいる意図がわかるけれども、初出場歌手を含め、何をもって“世論”としているのか“理念”がない。周年記念も選考基準とは言い難い。昔のようにレコードセールス、視聴率といった明確な基準が失われつつある今、国民的番組としての自負があるならば、選考基準を明確にすべきではないでしょうか」

 芸能評論家の肥留間正明氏は「紅白の使命自体が終わった」とこう続ける。

「若者向けなのは“結果”であって、実力のある人たちが出なかった。つまり、紅白に“神通力”がなくなったことの表れ。紅白に出場しない人の中にライブを満員にする実力派が多いことを見れば明らかです。同日の民放の音楽番組のほうが宣伝効果が高いという認識に変わっているのです。若者はテレビを見ないし、受信料だって払っていない人が多い中、NHKはどこに向けて制作しているのか。戦後復興、高度経済成長という成長段階の日本には、茶の間で家族揃ってテレビを囲むことが意味を持っていたけれど、もはや現代日本における紅白の使命の終焉といえるかもしれません」

 安室なくして“今年を象徴”するのは至難の業。昨年のSMAPの二の舞いか、“みなさまのNHK”が底力を見せつけるか。紅白の存在意義が問われている。

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