「もゆる椿」天羽恵著

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「もゆる椿」天羽恵著

 旗本家の次男の誠二郎は、仕官もかなわず実家で肩身が狭い生活を送っている。そんなある日、佐野と名乗る男に声をかけられ、仕官の誘いを受ける。お役目は上様直々の命で動き、外様や公家の不穏な動きを探り水面下で処理する「裏目付」だという。剣には自信があるものの、血を見るだけで気絶するほど臆病な誠二郎だが上様のお役にたちたいと応じることに。

 数カ月後、命じられた初の任務は、京にはびこる不逞浪士を操る黒幕の始末だった。ただし、実際に手を下すのは刺客で、誠二郎の任務はその刺客を無事に京まで送り届ける世話役だという。待ち合わせの品川宿で身構える誠二郎の前に現れたのは、まだ年端のいかない少女・美津だった。

 凄腕の刺客少女と人を斬れない武士の仇討ち旅を描く長編時代小説。 (徳間書店 935円)


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