鍵山優真のミラノ五輪メダルに向かい風 成長遂げた中立選手が秘める「300点超え」のポテンシャル

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 来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権(東京・代々木第一体育館)が、あす19日に開幕する。

 男子シングルは2022年北京五輪銀メダルの鍵山優真(22)が、2大会連続の代表入りを有力視されている。

 五輪本番では、先のグランプリ(GP)ファイナルで3連覇を達成したイリア・マリニン(21=米国)に挑むことになるが、もうひとりの難敵の存在も決して無視できない。

 ウクライナへの軍事侵攻により、国際大会への出場を制限されていたロシアとベラルーシから中立選手としての参加を許可されたピョートル・グメンニク(23=ロシア)だ。ロシア男子のエース格であるグメンニクは、21-22年シーズンを最後に国際大会から遠ざかっていたが、今年9月に国際スケート連盟(ISU)主催の五輪世界最終予選(ОQT)で復帰。2位の韓国選手に30点以上の大差をつけて優勝し、五輪初出場を決めた。

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