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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

タレントは番組に呼ばれなくなれば仕事はなくなる。歌手は声が出る限り歌い続けられる

公開日: 更新日:

 和田アキ子が司会を務める「アッコにおまかせ!」の来年3月いっぱいでの終了が先月、発表された。昨年から終了を検討されていたなか、番組が今年40周年を迎えたタイミングを待っての決断だったという。

 思い出すのは和田が「紅白」に落選した2016年。出場すればキリのいい40回目の出場だったが、かなわなかった。和田は「もう紅白は見ない」と、ダダっ子のように自身のラジオで悔しさを爆発させていた。TBSはこのことを学び(?)40周年の節目を選んだと思う。冠番組を長きにわたり続けてきた和田の功績に対し最大限の配慮だったのかもしれない。

「歌手の夢」ともいわれた紅白も近年は自ら辞退する人も増え、出場にこだわりを持つ歌手は少ない。「大晦日にNHKが放送する大型歌番組」というぐらいの位置づけになった。

 紅白に関する報道も減少傾向だが、今後は和田も務めた経験のある“トリ”を務める歌手の名が話題となるはずだ。

 トリといえば北島三郎五木ひろし、石川さゆりら演歌歌手が主流だった。最近は演歌歌手の出場が減り、2020年以降、福山雅治MISIAが5年連続で務めてきた。今年も2人が有力ともいわれるが、トリはじっくり聴かせる今年の歌い収め。頼れるのはベテラン歌手。

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