“苦情”が後を絶たない矯正歯科治療…後悔しないために知っておくべきこと

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 矯正歯科の専門開業医が所属する公益社団法人日本臨床矯正歯科医会のHPには矯正歯科治療に関する相談窓口を設けているが、そこには「検査もなく矯正歯科治療が始まった」「かみ合わせが悪くなった」といった苦情に近い相談が後を絶たない。矯正歯科治療を受ける上で知っておくべきことは? 

「苦情に近い相談が減らない背景には、最初に選んだ歯科医院が適切でなかった可能性があると考えています」

 そう述べるのは、日本臨床矯正歯科医会会長の土屋朋未・つちや矯正歯科院長。同会が行った意識調査(矯正歯科治療を考えている10~70代800人)でも、イメージと現実の間にギャップがあることが示されている。

 曽矢矯正歯科クリニックの曽矢猛美院長が言う。

「調査結果を見ると、特に10~20代の若年層の半数以上がSNSから情報を得ており、矯正歯科治療を『安価』『短期間でできる』と捉えている傾向がわかります」

「総額いくらなら?」の問いには「30万~60万円未満」がボリュームゾーンで、10代では30万円未満と考えている人が最多。期間については全年代で8割が「2年未満なら」と回答。しかし実際は、費用は少なくとも70万円以上はかかり、期間は平均2~3年、長ければ3年以上になる。

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