ブルージェイズにはコンタクト率も得点創出度(wRC+)も高い打者が3人もいた
コンタクト率の高い野手と強打者との組み合わせをうまく実現し、毎年のようにプレーオフに進出していたチームがある。ヒューストン・アストロズだ。
2017年以降、8年連続でプレーオフに進出、うち17、22年にはワールドチャンピオンに輝いている。
アストロズがプレーオフ常連のチームとなる礎を築いた17年当時のジェフ・ルーノウGMはコンタクト率の高い打者、つまりバットをボールに当てる技術が高く三振をしない打者と、長打力がある選手をミックスしたチームづくりを目指した。選手獲得に限らず、そのセオリーに基づいた生え抜きの育成も行った。16年オフに青木宣親を獲得したのもコンタクト率が高く三振をしないバッターだったからだ。
青木は17年7月にブルージェイズにトレードされたが、ともに放出されたのが前年にメジャーデビューしたばかりのテオスカー・ヘルナンデス(現ドジャース)だった。理由はコンタクト率が低く、三振が多い打者だったからだ。
アストロズは17、19~21年とコンタクト率でメジャー最高の数字を残している。


















