【存在しない外国人問題】ヘイトまみれだった葛飾区議選…問題候補が2人も当選してしまった
陰謀論と排外主義のブームは地方選挙にも大きな混乱をもたらした。11月の東京都葛飾区議選。都内でも比較的、外国出身の住民が多く、「外国人問題」を訴える候補者が乱立した。差別に抗議するカウンターも連日詰めかけ、怒号が飛び交い小競り合いも起きた。
問題候補は参政党公認の菅野勇人。埼玉県内でクルド人ヘイト活動を展開する戸田市議の河合悠祐が率いる「日本大和党」が推薦した元職の鈴木信行。そして、元迷惑系ユーチューバーで奈良市議のへずまりゅうの秘書で、同じく「日本大和党」の推薦を受けた丸吉孝文だ。
亀有駅前の街頭演説で「外国人問題」に取り組むと語った菅野に「葛飾区の外国人問題とは何か?」と尋ねた。すると、「党本部の許可がないと取材に答えられない」とだけ言い残し、選挙カーに乗り込んだ。
別の日、亀有駅前で鈴木はこう演説をぶった。
「移民vs日本人。この戦いが葛飾区議選の争点のひとつ。ある団地は12棟のうち7棟が全員中国人。日本の中に中国ができることは阻止しなければならない」


















