著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

本気でふざける「熱いバカ」 古田新太の揺るがない信念

公開日: 更新日:

「割れない瓦を割ろうとして、腕折ってるほうが面白い」(古田新太/TBS「オー!!マイ神様!!」2月26日放送)

 古田新太(52)は小さい頃からハードロックが好きだった。中でもKISSに憧れた。彼らのアルバムタイトル「Hotter Than Hell(地獄より熱く)」が座右の銘だという。しらけている方がカッコいいと思ってしまうことがあるが、熱いほうが面白いのだという意味で語った言葉を今週は取り上げたい。

 古田がKISSと同じくらい憧れたのは、ジャイアント馬場だった。ロックミュージシャンか、プロレスラーになりたい。そんな夢を抱いていた古田は小学校の行事でミュージカルを見た。

 初めは「退屈だなあ」などと思っていたものの、役者たちは花屋や弁護士などを自由に演じていた。そうか、ここならミュージシャンにもプロレスラーにも自由になれるんだ! そうして古田はミュージカル俳優を志した。

 大学ではアングラ劇団に入っていたが、先輩の渡辺いっけいに「儲かるぞ」と誘われ「劇団☆新感線」に入団。程なくして看板役者となるが、全く儲からなかった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束