著者のコラム一覧
西野亮廣

1980年、兵庫県生まれ。99年、漫才コンビ「キングコング」を結成。近年は絵本作家としても活躍。「えんとつ町のプペル」は映画化され、2019年の公開予定。10月発売の新刊「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」は早くもベストセラーに。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」運営。

芸能界では誰も「ビートたけし面白くない」とは言えない

公開日: 更新日:

テレビ以外の食いぶちがあれば干されるのを恐れる必要ない

 大人は自由にモノを言わない。サラリーマンだったら、アホな上司の批判はグッとのみ込む。芸能人も同じだ。いろんな方面に気を使い、当たり障りのない発言でお茶を濁す人が多い。西野さんはちょっと違う。考えを正直に発信し、やりたいことを貫く。強さの秘密は何だろう?

  ◇  ◇  ◇

 僕はサラリーマンを経験していないので、正確ではないですけど、たぶん芸能界もいろいろな企業も内容は一緒で、やっぱり村社会ではないでしょうか。例えば、芸能界では誰も「ビートたけし面白くない」とは言えないと思います。僕、面白くないと言っているわけじゃないですよ、例えです。感性は人それぞれなのに、誰ひとりいないじゃないですか。

 それはなんでかというと、芸能界は個人競技ではなくて団体競技なんですよ。バラエティーひとつとっても、MCの方とディレクターさん、プロデューサーさんはやっぱり仲がいい。共演しているタレントさんもそう。そこにゲストでポンとひとり若手が入った時に、みんなが右って言っているのに自分だけ左って言うのは、あんまり許されない。許されないというか、言ってもパンとはじかれて終わるだけで結局、芸能界も企業も村社会だと思います。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」