DJやったら孤立 ダイノジ大谷を救ったミスチル桜井の抱擁

公開日: 更新日:

「これが音楽の一番正しい楽しみ方だ」

 震災後に、僕らのやってるDJが「不謹慎だ」と批判されたこともあったし、芸人やDJから文句を言われて孤立してたけど、桜井さんのその一言で全部報われた気がしてすごくうれしくて、そのあとトイレで泣きました。そういう僕の思いを桜井さんが知ってらしたかわかりませんが、後で聞いたら桜井さんが僕らを指名してくれたらしい。

 日が経ってお話する機会が持てた時、昔はヒット曲をみんな歌えたけど今はだれもが知ってる曲を作ることが難しくなってる、というような話をされた。そんな時代に音楽を届けるって何なんだろうと考えていた時に、僕らのDJをどこかのイベントで見て、いろいろと思うことがあったらしいんです。そんな大それたもんじゃないけど(笑い)、そう言ってもらえてうれしかった。

 話してる最中も普通のおにいさんみたいに接してくれて、そこにも感銘を受けました。その後もイベントに呼んでもらえたし、あの日、桜井さんの抱擁があったからDJを続けられている。これからDJの芸で自分らなりに日本中、いや世界中の人に楽しいをふりまきたいです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋