著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

樹木希林は“資産家” タレントの下手なトークより豪邸拝見

公開日: 更新日:

 最近、やたらと豪邸を見せびらかす芸能人が増えた。個人情報云々を盾に子供が生まれても性別すら明らかにしないドケチな福山雅治やら山本耕史らに比べればなんとも太っ腹。サービス精神旺盛だ。昨今の芸能人はいかんせんスケールが小さい。「小学生のなりたい職業」がユーチューバーだIT社長だと、芸能人など相手にもされなくなったのも、ちまちまし過ぎているから。ド肝を抜くような豪邸を見せて成功すれば、こんな家に住めると憧れられる存在でありたいもの。減るもんじゃなし、どんどん見せてもらいたい。

 まずは4日の「ぴったんこカン・カン」(TBS系)。安住紳一郎が渋谷にある樹木希林のお宅を訪問していた。

 敷地は150坪、建物45坪。「温故希林」という骨董品の番組をやっていただけあって室内はアンティークの落ち着いた家具、調度品の数々。受賞トロフィーを電気スタンドに作り替えているところが樹木らしい。冷蔵庫は空っぽで大手プロから贈られてくるスイカだけは入れるとか。一応、内田裕也の部屋もあるが一度も使ったことがない。

 芸能界でも有数の“資産家”樹木は元オセロ・中島知子の洗脳騒動の際の中島が住んでいたマンションも樹木の口利きで娘婿・本木雅弘が所有するものだった。「時間ですよ」で共演以来のつきあいという浅田美代子の豪華マンションも樹木の口利きという。床は大理石でこちらも一人暮らしにはもったいないほどの広々とした豪邸だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較