石川敏男さん<5>市毛良枝の食事中にマイクを突き付け…

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 主婦と生活社の頃は、残業が毎月150時間を超したという。それでも一人息子の授業参観や運動会には極力、顔を出したし、出版健保の保養所にもよく宿泊したものだ。

「この世界は横のつながりが重要ですから、仕事仲間との付き合いも大事にしました。年に1回、『敏(ビン)ちゃん会』という懇親会をやっていて、ラジオやスポーツ紙など40人くらいが集まり、熱海や箱根、伊東の温泉旅館に泊まりがけで出かけていました。女装したり、隠し芸をしたり、朝までドンチャン騒ぎ。あれは群馬県の老神温泉で敏ちゃん会を開いた時だったかなあ……。年を取ってようやく運転免許を取った梨元勝さんが、さっそうと初心者マーク付きの車でやってきて、ものの見事に僕の車にぶつけちゃったんだよね」

 その時も、「恐縮です」と例のように頭をかいていたようだ。

「93年に市毛良枝さんが小川敏夫さん(参院議員)と離婚した時は、彼女がお母さんとご飯を食べていたレストランへ突然押しかけ、マイクを向けたこともあった。大変失礼だし、今なら人権問題ですが、当時は当たり前のようなところもあった。もちろん、そんな取材ぶりは非難されるでしょう。ただ、当時はタレントと取材記者やリポーターとの持ちつ持たれつもあった。SNSが登場して、結婚も離婚もSNSで完結してしまう時代。これではスターは育たない。僕が今、江東区のコミュニティーラジオ『レインボータウンFM』で演歌歌手を応援しているのも、話題を振りまき、彼らが有名になるきっかけをつくりたいからなんですよ」 =おわり

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