佐々木俊尚さん<3>地下鉄サリン事件前日に信者に囲まれた

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 1995年3月20日の地下鉄サリン事件の前夜、私は南青山のオウム真理教総本部前にいました。警察はすでに教団を内偵していて、上九一色村(山梨県)の施設の土を検査し、サリン成分を確認していた。それで、20日に強制捜査があるはずだった。オウム側はそれを分かっていたので、地下鉄サリン事件を起こしたというわけですが、われわれも警察情報をつかんでいたので、会社から「オウムがキャッチしているかもしれないから総本部に行って見てこい」と指示されたのです。

 夜8時ごろでしたか、ハイヤーで総本部の近くに行くと、教団の前で信者が騒いでいて、煙も出ていた。

 ハイヤーを離れたところにつけて、ネクタイを外し、上着を脱いで、酔っぱらいのふりをして「なんかあったんですか?」と聞きました。すると「火炎瓶を投げ込まれた」と言うので、これは記事にしなければと思っていろいろ聞き出していたら、怪しまれて……。10人ぐらいの信者に取り囲まれて、連れ込まれそうになりました。

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