石川敏男さん<2>週刊誌記者の頃に大出俊に水をかけられた

公開日: 更新日:

 月給10万円につられて、石川さんは「女性セブン」(小学館)の専属記者に転身する。1971年、25歳の頃のことだ。

「まじめに原稿を書くと、1カ月に10万円にはなった。松竹の頃に見聞きしたエピソードを書いて関係がこじれた人もいましたが、週刊誌記者になったことですてきな出会いも生まれました。かけ出しの鳥羽一郎さんや山本譲二さんを雑誌で紹介してその後も付き合っていますし、前川清さんも貴重な友人のひとりです」

 記者とタレントが持ちつ持たれつの関係を築いていた時代。SNSで情報が拡散する今とは違って石川さんは親しい仲のタレントには仁義を通したし、時には是々非々で論じたという。

「でもね、二枚目俳優の大出俊さんは怒らせてしまった。交際女性について話を聞こうと自宅へ伺ったのですが、ドアが開いたと思ったら洗面器で水をバサッとかけられました。ピンポンピンポンと、あんまり鳴らし過ぎたかなぁ……」

 フリー記者になって1年後、ライバル誌である「週刊女性」を発行する主婦と生活社に正社員として入社した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」