AKB世界総選挙は計339人 進むアイドルの海外チェーン展開

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 16日に10回目を迎えるAKB48総選挙。先週、松井珠理奈や宮脇咲良を抑えて荻野由佳が1位となった開票速報が話題になったが、ネット上は「去年の1位(指原莉乃)が出ないし」「メンバーもだいぶかわって盛り上がらなくなった」なんて声があふれた。

 飽きられ気味ということかもしれないが、10回目だけに新たな戦略をプラス。近年結成された海外グループのうちバンコクが拠点のBNK48と台湾のTPE48が参加し、“世界選抜総選挙”という名称になっている。ちなみに、海外でもっとも古いインドネシアのJKT48は当日が宗教上の祭日レバランと重なって参加しない。

 これで国内外で計8グループ総勢339人が参加し、最多の総選挙になる。総監督の横山由依は「今年はそこ(海外メンバー)がまったく読めない」「(スピーチの)通訳とか誰かやってくれるんかな」と速報前にコメントしたが、実際は海外勢の参加は少なく速報の上位にも名前がない。それでも客席にタイや台湾のメンバーがいる映像は新鮮かもしれない。

 ちなみにBNK48はシングル「恋するフォーチュンクッキー」タイ語バージョンのビデオがユーチューブで再生回数1億回を超え、チケットが即完売して社会現象化している。日本でヒットした曲を母国語でリメークすれば確実に売れるからおいしい。フィリピンのMNL48もあるし、中国とインドでも結成される予定がある。

 アイドルの海外チェーン展開という趣だが、国内で頭打ちになったら外貨を稼ぐというサイクルは今後の芸能界では当たり前になりそうだ。業界やビジネスマンが注目すべき選挙かもしれない。

(作家・松野大介)

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