AKBも脱退卒業後は“補充” 人気グループが解散しないワケ

公開日: 更新日:

 アイドルの脱退、卒業が相次いでいる。関ジャニ∞渋谷すばる(36)は15日にグループからの脱退を突然表明。年内でジャニーズ事務所を退所するが、残されたコンサートにも出ることはなく、会見が公での最後の姿となる。AKBグループでは、18日にNGT48の北原里英(26)が卒業、乃木坂46の生駒里奈(22)は22日に卒業コンサートを終え、このGWで卒業。各グループには新人が加入する。

 グループはメンバーが卒業、脱退するにしても解散することなく芸能活動を継続する。しかしながら昭和の時代のアイドルグループはメンバーの脱退=解散がフツーであった。

 欠員が出たら補充とは何やら一般企業みたいな話だが、アイドルグループはなぜ解散しなくなったのか。アイドル評論家の北川昌弘氏がこう言う。

「テレビの影響力が弱まったことに一因があると思います。80年代まではアイドルの活躍の場はテレビ中心で、影響力と消費力があまりに大きすぎて、2、3年で飽きられてしまいました。ところが、モーニング娘。の時代に入るとテレビの影響力は弱まり、限界を感じたハロプロは活動の場を転換。ライブ中心にしたことで飽きられなくなり、メンバーを卒業させる“卒コン(卒業コンサート)”という新たな手法を構築したのです。結局、経営的には新規のアイドルを立ち上げるより、現状維持が無難になった」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景