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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

余地残す演技でたどり着いた 中村倫也のフワっとした魅力

公開日: 更新日:

 ターニングポイントとなったのは25歳の頃だという。

「ナイーブな思春期の延長みたいな心境で、くすぶってて、世の中を斜めに見ている時期があって、そこで『俺には才能がないんだ』って気づいたんです」(oricon ME「ORICON NEWS」18年8月1日)

 それまで、自分が評価されないのを周りのせいにしていた。けれど全部「俺次第」だと気づき、徹底的に自分と向き合った。

 その頃、「ロッキー・ホラー・ショー」という舞台に出演した。それは衝撃的な体験だったという。「真面目に作らなくても人は感動する」ということに気づいた。「これをこう見て欲しい」などと変に“真面目に”作り込んでしまうと、先細りになってしまうと感じた。泣かそうと思ってなくても人は泣くのだ。

「お客さんは自分の想像力とか、自分の人生経験を持ち込んで、そこでかけ算をして見るんだなと。だからその想像力を限定してしまうような芝居はしたくない」(LINE「livedoorニュース」17年10月19日)

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