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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

余地残す演技でたどり着いた 中村倫也のフワっとした魅力

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「仕事する周りの人に、いろんなあだ名とか異名をつけられるんですけど、『ひねくれ素直』って」(中村倫也フジテレビ「ノンストップ!」8月9日放送)

 現在放送中のNHK朝ドラ「半分、青い。」で、ゆるふわで「ホイップクリームみたいな男子」の“マアくん”こと朝井正人を演じ、大きな注目を浴びた俳優の中村倫也(31)。同時期に放送、公開された作品では、ドラマ「崖っぷちホテル!」(日本テレビ)で競艇狂いのツンデレシェフ、「ミス・シャーロック」(Hulu)では、ちょっと抜けてる刑事、映画「孤狼の血」ではぶっ飛んだヤクザと、まったく雰囲気の違う役柄をこなした。

 以前から「カメレオン俳優」と称されるゆえんである。そんな中村が、共演者につけられたと、明かしたあだ名の逸話が今週の言葉だ。

 中村は小さい頃から、サッカーに夢中だったが、高1の頃、やめてしまった。ちょうど、そんなタイミングでスカウトを受けた。子供の頃から映画は好きだったが、まさか自分が映画の中の人になるなど想像もしていなかった。しかし、これも縁なのかと思い、養成所に入った。

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