「SUNNY 強い気持ち・強い愛」監督が語る“リメーク術”

公開日: 更新日:

 篠原涼子(45)、広瀬すず(20)ら豪華女優陣がずら~りと結集! この秋一番パワフルな群像ムービー「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(東宝系)が31日公開された。2011年に韓国で観客動員740万人を記録した「サニー 永遠の仲間たち」を日本版として製作。脚本・監督を務めた大根仁氏(49)は、オリジナル作品を劇場で3度観賞。「どんだけ好きなんだって話ですが、複数回見るのは、一種の職業病みたいなもの」と苦笑いする。

「2度、3度と通うのは分析のためです。1回見ただけではどうしても見逃してしまう部分がある。照明、撮影、音楽など映画製作にまつわるあらゆる要素を把握するには、繰り返し見ることが必要。純粋に物語を楽しむのではなく構造を確かめに行くんです。デビッド・フィンチャーの作品なんかは5、6回見ないと分かりませんからね」

 これまでも原作モノやリメークを手がけてきた。そのたびに複雑な心境にもなるという。

「大好きな作品なのにダメ出しをしなければならないこともある。何回か見ているうちに“こうすればよくなるのに……”みたいなことを考えるわけです。ただ、今作はプロット自体はとてもよくできていたので、最初に大きな流れを変えないことを決めました」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?