広瀬すずが脱清純派 映画「怒り」で見せた覚悟と渾身演技

公開日: 更新日:

「あそこまでの演技をされてしまっては同世代の女優がいくら頑張っても追いつくのは難しい。よくぞ、やったという感じです」

 ライバル女優を抱える芸能プロ幹部がそう白旗をあげるのだから大したものである。女優の広瀬すず(18)がスクリーンで渾身の演技を披露。さらに評価を高めている。

 17日から公開される映画「怒り」(李相日監督)。「悪人」などで知られる作家・吉田修一の同名小説が原作で、渡辺謙森山未來松山ケンイチ綾野剛など豪華キャストが出演。「怒」という血文字を残して未解決となった殺人事件を巡って、千葉、東京、沖縄を舞台に描かれる群像劇となっており、広瀬は沖縄在住の女子高生・小宮山泉を演じている。

■女優としてのターニングポイント

 原作を読み、自らオーディションを受けてゲットした役柄は、これまでの爽やかな青春モノのイメージをぶち壊す非常にリスキーな挑戦だが、文字どおり体当たりで挑んでいるのだ。

「基地問題で揺れる沖縄では、これまで数多く米軍兵士によるレイプ事件が発生していますが、広瀬が演じた泉は劇中でその被害者となります。屈強な米兵2人に自由を奪われてレイプされるシーンは鬼気迫るものがありました。白い下着が生々しく引きちぎられ、とてつもない絶望感が伝わってくる。見ていてつらくなるほどでした。その後に発したセリフにも鳥肌が立つ思いでした」(映画批評家の前田有一氏)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る