タレント藤川なお美さん つらかったスナック回り振り返る

公開日: 更新日:

 あの時はすごくしんどかったですねぇ。ステージがなくて、カウンターだけとかの小さいスナックで、たばこの煙でモクモクとする中、カセットのカラオケで歌って、お客さんにCDを一枚ずつ手売りしました。

 歌のパンフレットを渡してもその場で捨てられ、「CDなんかいらねえよ!」と突っ返されたり。歌ってるとおじさんの客に耳を引っ張られて、「うるせえな!」と言われたことが何度もあった。

 一晩で5軒くらいをマネジャーとふたりで電車を乗り継いで回らされ、18歳の私にはもう耐えられなかった。今よりだいぶ太ってましたから、可愛がられることもなくて。

「同い年の女の子は遊んでるのに、なんでこんなことをしなきゃいけないんだろう……」と葛藤がありました。本当に、つらかった。

■ご飯が食べられなくてどんどん痩せた

 当時、給料は10万円でした。事務所が四ツ谷に部屋を借りてくれたので家賃はかからなかったけど、光熱費や洋服ですぐなくなるから、電気代を滞納して電気が止まったり、ご飯が食べられなくてどんどん痩せたり。親にお米やお金を送ってもらうこともありました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"