ぽっちゃりASKAの新境地 覚醒剤事件後初ライブを潜入ルポ

公開日: 更新日:

 それにしたって、ヒット曲は盛り上がる(というか、この3曲しか知らんのだが)。で、CHAGEはいなくてもいいんじゃね? と誰もが気づいたところで、「(チャゲアスの)再結成についてよく聞かれるんだけど、今はお互い好きなことをやっているけど、その時が来たら……。だから今は触れんといて~」だって。

 最後に歌った「今がいちばんいい」は、〈今の自分にバンザイ〉〈今日を生きてる自分にバンザイ〉とかデイサービスのジジババが歌いながら体操しそうな曲。これがASKAの新境地か。はたまた超高齢社会を見越した戦略か。コンサート自体、中高年の集いのような雰囲気があったしなあ。

 帰りに15台ほどあった祝花をまじまじと見たが、玉置浩二・典子夫妻や薬物依存症リハビリ施設関係者の名前はあっても、CHAGEはなし。やっぱり、仲悪いんじゃん。こりゃまだまだ再結成は遠そうだと思った次第。ファンはともかく、元(?)相棒には謝罪したほうがいいかもよ。

(桧山珠美・コラムニスト)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒