田宮二郎、松田優作…昭和スターの“秘話”告白が相次ぐワケ

公開日: 更新日:

 映画「悪名」シリーズやドラマ「白い巨塔」などで知られ、1978年に猟銃自殺した俳優・田宮二郎さん(享年43)。その妻である柴田幸子さんによって、没後40年にして初めて明らかにされるエピソードをまとめた本「田宮二郎の真相」が9日発売される。

 著者の石田伸也氏は「甲斐バンド40周年 嵐の季節」「仁義なき戦い COMPLETE」「高倉健と菅原文太―ここに漢ありけり―」などの著書のあるノンフィクション作家。今回は田宮さんが「M資金」の架空投資話にのめり込んだり、製作費を自らつぎこんだ主演映画の不振で、莫大な借金を背負いこんでいった姿を赤裸々につづった。

 妻の幸子さんは藤由紀子の芸名で活動していた女優で、同じ大映所属として、田宮さんと出会い、1965年に結婚。田宮さんの死後、「子供を育て上げることが田宮二郎の遺志であり、自分の喜びでもある」として、女手ひとつで2男を育て上げた。今回の本についてはこうコメントしている。

「田宮との思い出は今も色あせることなくよみがえります。思い出すことはつらいことでしたが、真相をお話しする機会を与えていただきましたことをありがたく思っております」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です