応援上映も後押し「ボヘミアン・ラプソディ」快進撃のワケ

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 そして、フレディの“移民”“LGBT”という、マイノリティーな出自は時代のホットワードでもある。

「トランプ政権の今だからこそ、アンチテーゼの意味がある。構想8年ともいわれていた本作が加速度的に実現したのも今だから。日本も杉田水脈議員のLGBT問題発言もありましたし、共感度も高いでしょう」(前田有一氏)

 日本でクイーンの楽曲は、ビールなどのCMソング、ドラマ、サッカーや格闘技などあらゆるシーンで誰もが耳にしているという効果は大きい。

「さらに、今月21日はクイーンを敬愛するレディー・ガガの『アリー』が公開するので、音楽映画くくりの特集も増えるでしょう。同時期公開の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が冬休みを終えて失速し始めた頃、『ボヘミアン――』がIMAXシアターのキラーコンテンツとしてロングラン上映する可能性も高いと思います」と前田氏は語った。

 映画館で見るのは年に一度のオトーサンにこそオススメ。劇場を後にする頃には「We Will Rock You」がBGMで脳内リピート。明日からも会社に行く気力が湧くはずだ。

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