米アカデミー賞圧勝ムード 「ラ・ラ・ランド」何が凄い?

公開日: 更新日:

 現地時間2月26日に発表される米アカデミー賞を前にいよいよ賞レースが本格化してきたが、今年はまれにみる「圧勝ムード」が漂っているという。

 その作品とは、わずか3作目にして名匠の呼び声高いデイミアン・チャゼル監督(32)による「ラ・ラ・ランド」(16年、アメリカ)。往年のハリウッドミュージカルをインスパイアしつつ、最新の撮影技術によってめくるめくダンスシーンを作り上げたオリジナル作品だ。

 映画関係者によれば、日本でのマスコミ向け試写会は連日超満員。先日発表された第74回ゴールデン・グローブ(GG)賞で、予想を上回る史上最多の7部門を制したことで、いまや1時間待ちでも入場できずボヤく映画ライターが続出しているという。

 業界人の間で過熱するこのブームについて、映画批評家の前田有一氏はこう解説する。

「当時はまだ無名で作品賞こそ逃しましたが前作『セッション』(14年)は大傑作で、日本の批評家たちも絶賛しました。その監督の新作ということでただでさえ話題だったのが、GG賞史上最多受賞の報で爆発した感じですね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到