数字はテレ朝勝利も…日テレ「今日俺」がもたらした“功績”

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「全話平均10・0%の『大恋愛』も、9・9%の『今日俺』も、10%前後をうろうろしながらも、ネットを中心に評価を上げていきました。どちらも最終回で13・2%、12・6%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)と番組最高を記録。特に『今日俺』は早い段階から続編や映画化を望む声があったし、最終回直後には“今日俺ロス”を訴えるファンが多数いました」

 放送終了後のネット上のコメントを見ても、数字以上に評価が高かったことが伺える。続編を作るかどうかにしても、数字だけでは推し量れないのが、今のテレビ界の難しいところか。

「『今日俺』は"福田組"ファンや原作ファンだけでなく、80年代の“ツッパリ全盛期”を知るシニア世代や、さらには小学生まで、日曜夜10時30分という時間にあまりテレビを見なかった層に受け入れられた。子供や孫と一緒に家族でテレビに向かう習慣が1クールでもできたのは、“ドラマ不況”のテレビ界にとっては意義があることでしょう」(亀井徳明氏)

 数字以上に、家族をお茶の間に集めた功績は大、というわけだ。

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