現役アイドルへ「全部、月日が解決する。だから大丈夫」

公開日: 更新日:

新田恵利<13>

 年齢を重ねていくことの楽しみは、過ぎ去った時代の仲間との再会だ。あの頃が遠くなればなるほど、懐かしい。おニャン子クラブがアラサーになって再結成し、またステージに立つ日がくるなんて誰が想像しただろう。初期メンバーの14人で2002年にシングル「ショーミキゲン」をリリースし、「FNS歌謡祭」に出演させてもらった。

 ステージでは、国生さゆりちゃんと渡辺美奈代ちゃんがフロントに立ち、内海和子ちゃん、城之内早苗ちゃん、岩井由紀子ちゃんたちと私は並んだ。

♪女も若けりゃそれだけで~

 ソロのパートをもらい、カメラが寄ってきても、笑顔で返す。

♪チヤホヤされて~

 本当に秋元さんは凄い歌詞を書く。

 再結成は「モー娘。」のおかげだと思っている。団体アイドルグループの元祖ということで、そういえば今どうしてると、関心が向けられたのかもしれない。モー娘。が売れた時は安倍なつみちゃんが私のポストだと言われ、取材でも多く聞かれた。AKBが売れ出すと、前田敦子ちゃん、大島優子ちゃんがおニャン子でいえば私のポジションじゃないかと言ってもらった。それでどう思うか? と聞かれれば、私たちよりプロ意識が強いと答えた。自分のキャラを考え、つくり上げ、セルフプロデュースしている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし