二十歳の誕生日…たったひとつの“おめでとう”が欲しかった

公開日: 更新日:

新田恵利編<8>

 おニャン子クラブの卒業は基本、スタッフが決めていた。私は18歳のとき。

「新田、次のコンサートで卒業な」

 まさに天の声だ。高校を卒業し、母と兄と共に上京した年の夏休みのコンサートで全国をまわり、東京の最後の公演を秋にすることになった。「夕やけニャンニャン」から離れることに寂しさは感じなかったけれど、仲の良いメンバーと離れるのはつらい。番組スタートから、家族より多くの時間を共に過ごしたメンバーは、かけがえのない存在になっていた。そして、その番組も終わってしまうと聞いた時はショックだった。初めて寂しさを感じた。もう帰る場所がなくなっちゃったようで、不安が胸を突き上げる。

 アイドルタレントは、運よく売れても、その寿命は短い。応援してくれた人々も飽き、人気は下火になる。今でこそ、バラドルとかママドルとか、元アイドルのゆく選択肢は多いけれども、当時は女優という道くらいだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小池知事ドリフ固執 そして都庁は「8時だョ!全員残業中」

  2. 2

    小池都知事イライラMAX!報道に「PV中止」抜かれブチ切れ

  3. 3

    ワクチン副反応で新たな混乱“アセトアミノフェン薬”が品薄

  4. 4

    菅首相G7サミットでポツンとひとり…際立った薄すぎる存在

  5. 5

    熊田曜子の疑惑に“不倫大好き”大手メディアが沈黙のナゼ

  6. 6

    厚労省がワクチン“死亡事例”の詳細を公表しなくなったナゼ

  7. 7

    秋篠宮家は小室圭さんを身辺調査する発想がなかったのかも

  8. 8

    巨人「出戻り山口俊」補強は原監督の悪手…OBから苦言続々

  9. 9

    草彅剛は映画に続きドラマでも受賞…それでも民放起用せず

  10. 10

    佐藤健の相手に満島ひかりが浮上も「結婚を考えられない」

もっと見る