かつては“お荷物”…山下智久が引き寄せた仕事運と信頼

公開日: 更新日:

 山下は海外志向が強く、「海外で仕事をしてみたい!」と周囲に漏らしてきたという。実際、たびたび海外へ行って、現地の音楽関係者らとも接してきたそうで、WOWOWの中継を見ていても流暢な英語を話していた。今回、ジャニーズ事務所が山下に与えたグラミー賞の仕事は“慰留工作”のひとつともいえそうだ。これまで、長瀬はスタジオから出てロケすることはなかったが、今回、山下は音楽プロデューサーの楽曲制作の現場を取材したり、ゼッドのビバリーヒルズの豪邸を訪れたりと至れり尽くせりだった。

 もっとも、山下も失ったものがあったのではないか。結婚を噂されていた女優の石原さとみとの交際が、白紙に戻されたのは2年前の秋。山下が石原とは別の女性と旅行に行ったことが破局の理由とされているが、関係の清算を口にしたのは山下だったとも私は聞いている。

 解散、脱退、活動休止という、事務所にマイナスの流れが続く中、山下はその流れに逆らって、仕事運を自分に引き寄せてみせたといえそうだ。ただ、それが本当に正解だったかは数年後まで分からないかもしれない。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"