「その顔、どうしたの?」43歳男性を襲った異変 虫歯の“痛みが消えた”に潜む危険サイン
仕事に家庭にと忙しい毎日を送るAさん(43歳/男性)。奥歯の違和感に気付いたのは数か月前だった。虫歯かと過ぎったものの、「歯ぎしりのせいだろう」「歯医者に行く時間はない」と考え、そのままにしていた。
最初は冷たいものや甘いものが沁みる程度だったため、放置していた。しかし、次第にズキズキとした痛みが続くようになり、さすがに無視できない。それでも病院には行かず、市販の痛み止めの服用でごまかしていた。仕事が忙しい時期だったので「これが終わったら…」と考えていたのだ。
そんなある朝、妻に「その顔、どうしたの?」と指摘され鏡を見ると、以前より違和感がある側の頬が明らかに腫れている。口も開けにくく、食事をするのもつらい。
驚いたAさんは仕事を調整し、急遽歯科を受診。その結果、虫歯がかなり進行し「歯の根の周囲にまで炎症が広がっている可能性がある」と説明された。
■重症化すると全身麻酔下の処置も
「虫歯は少し削って詰め物をして終わり」という認識を持つ人も多いかもしれない。しかし、虫歯の放置は歯だけの問題ではなくなるので注意が必要だ。歯周病による細菌感染が、顎の骨周囲から首にかけて広がるケースもある。重症の場合は、入院や全身麻酔下での処置が必要な場合もあるのだ。
忙しい人ほど「虫歯くらい」と痛みを我慢して受診を先送りにしがちだが、その判断が仕事や生活に支障をきたす原因になる。


















