「子宮体がん」の抗がん剤治療は必要か…遺伝子検査で判断

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 子宮体がんに対し、術後の抗がん剤治療が不要かどうか、遺伝子で判断できる時代が来ようとしている。東大病院ゲノム診療部教授の織田克利医師に話を聞いた。

 子宮体がんは子宮の奥に発生するがんだ。50~60代女性に多く、患者数は年々増加している。

「治療の第一選択は手術です。手術後は再発リスクを減らすため補助療法を行います。日本では抗がん剤治療が標準治療となっています」

 補助療法を行うべきかどうかは、再発リスクの高さで判断する。判断材料の一つとなるのが、顕微鏡で調べる“がんの顔つき(悪性度)”だ。

 がん細胞の形や配列が崩れているなど“顔つきが悪いがん”は悪性度が高く、再発リスクが高い。「子宮体がん治療ガイドライン2023年版」では、再発高リスク群には術後の抗がん剤治療を強く推奨しており、中リスク群にも同様の抗がん剤治療を提案している。

「しかし2023年以降、欧米を中心に子宮体がんの補助療法の捉え方が変わりつつあります。14年ぶりに子宮体がんのステージ分類が改訂され、がんの特徴を遺伝子やタンパク質のレベルで解析・分類した『分子サブタイプ分類』が導入されたのです」

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