ストリーム 市村智樹社長(1)黒澤明監督の「乱」に“俳優の卵”として出演した異色の経歴

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 昨年7月、家電の通販サイト「ECカレント」を運営するストリームの社長に就任した市村智樹氏(60)。今春、還暦を迎えながらも、どこか童顔が残るこの人物、実はタダ者ではないとの声があちこちから聞こえてくる。この1年足らずでさまざまな改革に着手し、事業を立て直してきたが、注目されるのはその手腕だけではない。学生時代は俳優として黒沢明の映画に出演したり、プロ空手のチャンピオンになったりと、上場企業のトップらしからぬ異色の経歴の持ち主なのである。

 父は九州ブロックに所属する自衛官。市村氏が幼い頃は転勤が多かった。

「長崎、大分の由布院と引っ越し、中学に上がってからは福岡県小郡市。転校しても、運動が好きだったので野球などを通じて、すぐに誰とでも仲良くなれた」と振り返る。小学生時代を過ごした由布院にはしょっちゅう、映画やドラマのロケ隊が来ていた。のちに役者を志したのも、そうした場面を身近で見てきたことが少なからず影響したようだ。

■高校の5年後輩に博多華丸

 高校は福岡大付属大濠に進んだ。現在は共学だが、市村氏が入った頃は男子校だった。バスケットボールの強豪として名を馳せる一方、国公立大への進学実績も高く、文武両道を校風とする九州屈指の名門校だ。ちなみに、市村氏の5年後輩にはお笑い芸人の博多華丸がいる。さまざまな分野で活躍する卒業生が多いのも同校の特徴だ。

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