(13)お高く留まって何なのさ
女は、おらくに睨まれてもつんとしている。開け放たれた戸口のそばに立ち、扇子を広げて首筋をあおいでいた。歳は十八、九といったところだろう。花菖蒲の模様が染められた小袖は、さらりと薄手の夏物である。上がった目尻と、おちょぼ口。子猫のように愛らしい顔立ちには不機嫌の色が浮かんでいる。…
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