(11)女が二人、店に飛び込んできた
〈四〉
五月十八日の昼八つ半(午後三時頃)過ぎである。どんよりと重たい曇り空の下、昼餉を求める客足も途絶えていた。
「今日はこのまま店じまいかなあ」
おりょうは表戸のほうを見やって、ぽつりとつぶやいた。開け放った表戸には葦簀を立てかけている。ビードロの風鈴が…
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