富山・立山で出没のクマは餌不足ではなかった! 観光名所「称名滝」の遊歩道で観光客被害
日本一の落差350メートルを誇り、多くの観光客が訪れる国の名勝・天然記念物の「称名滝」(富山県立山町)の遊歩道で、男女2人が相次いでクマに襲われ、顔や足などにケガをした。
14日午後2時ごろ、富山市の男性(86)は遊歩道入り口のレストハウスから称名滝まで1人で歩いていた。何かの気配を感じ、後ろを振り返ると、いきなりクマが襲い掛かってきた。男性はその場に倒れ込み、覆いかぶさってきたクマに顔や左手を爪で引っかかれた。そばにいた観光客が大声を出して威嚇すると、クマは横を流れる称名川の方へ下りて行った。
称名滝から駐車場へ向かっていた埼玉県三郷市の女性(54)は、後方から叫び声を聞き、重大な事態が発生したことを察知。一緒にいた夫と下山を急ごうとした瞬間、目の前に現れたクマに左腕、腰、左ふくらはぎを噛まれた。男性が襲われた場所からは50メートルほど離れていた。
男性は自力で駐車場へ戻り、観光客が「男性がクマに襲われケガをした」と119番。ドクターヘリで県立中央病院に搬送された。女性は夫と車で富山市民病院に向かい、治療を受けた。クマの行方は分かっておらず、警察は駐車場から3キロ手前の桂台ゲートを通行止めにして警戒に当たり、周囲にいた観光客を退避させた。
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