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石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

肉をたくさん食べて認知症を予防する…カギを握る「アポE4」

公開日: 更新日:

 お肉を食べると元気が出る、という意見があります。スポーツ選手やセレブにも、肉好きの人は多くいます。高齢者は筋肉量が減って、それが寝たきりの原因にもなるので、年をとってもたくさん肉を食べることが健康的だ、という意見もあります。

 その一方で、赤身肉のような動物性の食品の食べ過ぎは、健康に害になるという考え方もあります。ソーセージのような加工肉については、その食べ過ぎが健康に良くないことが分かっています。

 しかし、それ以外の肉については、その健康への影響は明らかではありません。今年の米国医師会関連の医学誌に、肉食と認知症との関係についての、興味深い知見が発表されました。

「アポE」という脂質代謝に関わる遺伝子があり、そのタイプのひとつである「アポE4」という遺伝子は、認知症のリスクと関わりがあることが知られています。そこでこの遺伝子のタイプと肉食との関係を調べたところ、認知症リスクを高める遺伝子を持っている人は、肉をたくさん食べるほど、認知症のリスクが低下することが分かったのです。

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