てれびのスキマ 戸部田誠
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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

考え方ひとつで「みやぞん」は今を天国のように生きる

公開日: 更新日:

 ちなみに、その時、ずっと残ってくれていたのが、今の相方のあらぽんだ。家ではもちろんペットは飼えない。しかし、姉が内緒で飼っていると言い出した。段ボールを開けてみると毛布の上に1本のネジ。

「お姉ちゃん、ネジ飼ってたんです。ランランって名前つけてた」(同前)

 そんな環境で育ちながらも、みやぞんはたくましく育っていった。10日間、旅に出ると言って「家出」をしたこともあった。発泡スチロールで船を作って荒川から海に出ようとしたが失敗。わずか数時間で帰ってきてしまった(TBS「櫻井・有吉THE夜会」19年3月7日)。

 宿題をやらなきゃと思い悩むのがイヤで、先生に「もう宿題やりません」と宣言したりもした。それでも母親は「私が産んだ子だもん」と怒ることはなかった。

 冒頭の番組で「物事、起きたことをすべてプラスに持っていく」とも語っている。

「全部ただじゃ終わりませんね。損しただけじゃ終わりたくないというか。すべてプラスに変えていきたい」

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