著者のコラム一覧
小松純也プロデューサー

1967年、兵庫県西宮市生まれ。京都大学文学部在学中、「劇団そとばこまち」に在籍。卒業後、フジテレビ入社。19年3月、フジテレビを退社。現在、株式会社スチールヘッド代表取締役。共同テレビジョンのプロデューサーとして活動中。

着ぐるみにCGの顔をかぶせる目新しさで世代を超える番組に

公開日: 更新日:

【法則9】とにかく新しいモノ

 テレビ業界は、視聴率を稼ぐためにマーケティングを重ね、最初からターゲットを絞って番組を作ることも多いという。少子高齢化が加速し、この先、高齢者向けの番組が増えていくかもしれない。

 しかし、NHK「チコちゃんに叱られる!」のプロデューサー・小松純也(52)は、「テレビの王道は世代を超えること」だと、視聴者を年齢で区切るマーケティングには、やや懐疑的だ。

「マーケティングをする時、行動パターンが似ているので、年齢による属性って一番分類しやすいんです。朝この時間に起きて、学校に行く人がいて、仕事前にニュースをまとめて見たい人がいて、お母さんは家事をしながらとか、夕方は子どもが帰ってきて面倒くさいからアニメを見させている間に料理を作ろうとか。年代によってライフスタイルがくっきり分けられるので、マーケティングとしては年齢で切っていくのは正しいんです。だけど、世代で区切って番組を作る必要もないのではないか、とも思っています。高齢の方が好きなゆっくりした番組を、若い人は好きじゃないってこともあるわけで、見る理由があるってことは、見ない理由もあるわけですからね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  2. 2

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  3. 3

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  4. 4

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  5. 5

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  1. 6

    山本舞香が義兄Takaとイチャつき写真公開で物議…炎上商法かそれとも?過去には"ブラコン"堂々公言

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  4. 9

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 10

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた