著者のコラム一覧
小松純也プロデューサー

1967年、兵庫県西宮市生まれ。京都大学文学部在学中、「劇団そとばこまち」に在籍。卒業後、フジテレビ入社。19年3月、フジテレビを退社。現在、株式会社スチールヘッド代表取締役。共同テレビジョンのプロデューサーとして活動中。

「ぽつんと一軒家」はいい考え方 ヒットのカギは“好奇心”

公開日: 更新日:

【法則7】作り手の好奇心がすべて

ダウンタウンのごっつええ感じ」や「笑う犬の冒険」など、多くの人気番組を手がけてきた、ヒットメーカーの小松純也(52)。一般的なプロデューサーとは、番組作りの手法が少し違う。

「本来、テレビマンって、流行を追い、視聴者の面白いという感覚に合わせてモノを作るものだと思います。それができる人が、本当のテレビマンです。でも、正直、僕は他人の感覚を借りてモノを作ることが得意じゃない。視聴者の求めているものと自分の感覚が合致すればいいんですけど、人は何を見たいのだろうと考えるより、自分が見たいものは何かを考えるほうが自分はやりやすい。だから、自分が面白いと思うものを作るようにしています」

 小松自身は制作に関わっていないが、テレビ朝日系列で放送されている「ポツンと一軒家」や、テレビ東京系列で放送されている「池の水ぜんぶ抜く」は面白く見ているという。

「ポツンと一軒家」は、衛星画像を手がかりに、日本各地の山奥などにポツンと立っている一軒家を訪ね、そこに暮らしている人に理由を聞くという番組だ。「池の水ぜんぶ抜く」は、長年放置されている池の“かいぼり”を行ってきれいにし、どんな生物がすみ着いているのか検証する番組である。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」