NY市長選に勝利したマムダニ氏は「大家の天敵」…挑むは15兆円の住宅革命

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 ニューヨーク(NY)で「大家の天敵」と囁かれる若者が市長の座についた。34歳のゾーラン・マムダニ氏である。

 筆者が今年7月にNYを訪れた際にも、マムダニ氏への期待を語る声は多く、その人気を肌で実感していた。

 現地の不動産関係者は語る。

「NYでは市民の約3分の2が賃貸暮らし。その多くが家賃負担に苦しんでいて、収入の半分以上を家賃に費やす層が3割に達するという調査もある。コロナ以降の急激な家賃高騰で生活は逼迫し、立ち退き件数は10万件を超えた。誰かと顔を合わせるたびに『家賃が払えない』と語り合うのは日常茶飯事になった」

 この住宅難がマムダニ人気の背景にあるのは間違いない。彼が掲げた公約の柱は3つだ。

 第1に「家賃凍結」。約100万戸を対象に賃料の値上げを認めない仕組みをつくり、推計240万人を保護する構想だ。

 第2に「借家人保護の強化」。悪質な大家の嫌がらせや不当な立ち退きを抑制し、法的支援を拡充する。

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